特集 ショコラ・デート3
BONNAT(ボナ)も世界最高峰なんです
ボナのグランクリュ・シリーズは基本1,680円。やはりチュアオのお値段は別設定の1,890円。
「物事には、表もあれば、裏もある、グフッ」ってわけで、アメデイからさらに歩くこと約3分。有楽町のマロニエゲートの東急ハンズ銀座店に行きます。ココの8Fに、ボナというこれまた業界では有名なフランスのショコラ・メーカーの商品が、片隅にヒッソリと置いてあります。知らない人は「板チョコかな?高け!」とすぐ手放してしまいますが、高いのは当たり前、世界最高峰ですから。ボナは1884年からチョコレートを作り始めた名門です。そして、アメデイと同じく、“ショコラのロマネコンティ”といわれるチュアオもラインアップしています。
3種のチュアオが勢ぞろい。あなたのお気に入りは?
ボナは、世界中のすぐれた契約農園から最高のカカオを仕入れて、砂糖以外の一切の混ぜ物を使わないで作るメーカーです。120年もの間、頑なともいえるポリシーを変えていません。生産量が極めて少なく、日本ではほとんど知られていません。実は、日本で一番高いチョコレートとしてマスコミに登場する東京ミッドタウンのNOKAチョコレートは、ボナのチョコレートをそのまま使っているとうわさされています。それだけすぐれた、しかも隠れたショコラなんですね。
成分表を見ると、カカオ、カカオバター、砂糖のみ。アメデイのチュアオに入っていたバニラなどは使っていないようです。カカオも75%と、もっとも高いパーセンテージです。味わってみると、ズキュン!つおい!香りが鼻腔を駆け上っていきます。子供には食べさせられない世界です。
ボナがアメデイ経由でチュアオのカカオを仕入れているかどうかはわかりません。どなたか、わかる方がいらっしゃったら教えていただけるとうれしいです。